検索すると、App Storeの3DSエミュはFoliumだけ、と書いた記事がまだ見つかります。2024年のある時期まではそのとおりでしたが、今は違います。2026年10月時点で本格的な選択肢は3本、Manic EMU、Folium、Haptic Emulatorです。
私たちはそのうちの1本を作っています。その点を踏まえて読んでください。ほかのアプリが優れている点も含めて、公平に書くよう努めました。
結論から
- 機能はすべてほしい。複数の端末で遊ぶ。 Manic EMUです。クラウド同期、チート、実績、マルチプレイ、そして3本の中でいちばん多い対応機種。
- 買い切りで、3DS中心のアプリがいい。 Foliumです。
- 3DSが無料でとにかく動いてほしい。ゲームはスマホから出したくない。 Hapticです。探すべきキーやシステムファイルはなく、3DSのゲームがPSP、PS1、NINTENDO64のゲームと同じ棚に並びます。
比較表
| Manic EMU | Folium | Haptic Emulator | |
|---|---|---|---|
| 料金 | 無料。任意のPremium(月額・年額・買い切り) | 有料(日本では500円) | 基本プレイ無料。任意のPro |
| 対応機種 | 40機種以上。3DSやゲームキューブからJ2MEまで | 十数機種。3DS、DS、GBA、PS1など | 26機種。3DS、ゲームキューブ、PSP、PS1、NINTENDO64など |
| 3DSのファイル | 公式の案内を参照 | 公式の案内を参照 | 復号済みの.3ds・.cci・.cxi・.3dsx |
| キー・システムファイル | 公式の案内を参照 | 公式の案内を参照 | 不要 |
| JIT | 標準では使わない | 標準では使わない | 不要。JITなしで動作 |
| 画面配置 | 自由度が高い。他社製スキンにも対応 | — | 本体と同じ上下配置 |
| チート | あり。オンラインのライブラリ | — | 3DSは未対応 |
| 端末間の同期 | iCloud | — | なし。端末内に保存、書き出しは無料 |
| 実績 | RetroAchievements | — | なし |
| マルチプレイ | ローカルとオンライン(対応コアのみ) | — | 旧機種でローカル2人プレイ。3DSは非対応 |
| 触覚フィードバック | — | — | Taptic Engine、押すたびに |
| テレビで遊ぶ | AirPlay | iOS標準の画面ミラーリング | 内蔵(Pro)、スマホがコントローラーに |
| ゲームとセーブのアップロード | 同期を有効にした場合 | — | なし。アカウントも不要 |
| 対応iOS | iOS 15以降 | iOS 16以降 | iOS 18以降 |
| App Store評価(日本) | 4.4(約1,300件) | 1.8(約100件) | 3.7(3件) |
他社アプリの情報は2026年10月11日時点のApp Storeの掲載内容によるもので、今後変わります。「—」は掲載内容に記載がないことを示します。Hapticは新しいアプリで、日本のApp Storeでの評価はまだ3件だけなので、その前提でご覧ください。
Manic EMU:全部入り
Manic EMUは最大手で、それだけの理由があります。3DSやゲームキューブに加えてWii、メガCD、J2MEまで、ほかの2本より多くの機種を遊べ、その上に機能を重ねています。iPhoneとiPadのあいだのiCloud同期、RetroAchievements、オンラインのチートライブラリ、他社製スキンも使える自由な画面配置、対応する機種でのローカル・オンラインのマルチプレイ、Google Drive・Dropbox・ネットワークドライブからの取り込み。
3DSのゲームを細かく調整し、画面配置を入れ替え、セーブをiPadと同期し、遊びながら実績を集めたいなら、Manic EMUを選ぶべきです。無料版でも中心的な機能は使えます。
代償は複雑さです。メニューの多い大きなアプリで、3DSについてはユーザーからこのプラットフォームにつきものの問題 — 重いゲーム、落ちる、設定の難しさ — が報告されています。Manic EMUに限った話ではなく、スマホで3DSを遊ぶとはそういうことですが、設定すべき項目はそれだけ多くなります。
Folium:有料の専門アプリ
Foliumは、App Storeで3DSのゲームを遊べるようになった最初期のアプリのひとつで、今も3DSが中心です。対応機種の少ない有料アプリで、掲載ページではデザインの美しさを前面に出しています。開発は続いており、3DSコアも定期的に更新されています。
App Storeでの評価は3本の中でいちばん低く、購入前にレビューを読んでおく価値があります。初期のバージョンの影響もあり、JITなしで3DSを動かすことの難しさもあります。スタイルが気に入ったなら妥当な選択ですが、3本の中で無料で試せないのはこれだけです。
Haptic:下調べのいらない3DS
Hapticは2026年10月に3DSに対応したばかりで、3本の中でいちばん新しく、いちばんシンプルです。復号済みのゲームファイルをインポートして、プレイを押すだけ。探すべきキーも、吸い出すべきシステムファイルもありません。オープンソースのエミュレータAzaharをもとにした3DS対応が、ゲームが必要とするシステムデータの代替を同梱しているからです。ファイルが暗号化されたままなら、インポートの時点でそう教えてくれます。
2つの画面は本体と同じく上下に並び、下画面はタッチ操作に対応。その下にスライドパッドとZL・ZRを含むNew 3DSのレイアウトがあり、押すたびにTaptic Engineが応えます。実物のコントローラーも使え、右スティックがCスティックになります。
そして3DSは、ファミコンからPSP、ドリームキャストまで、ほかの25機種の隣の棚に並びます。コントローラー設定は1回で済み、ゲームとセーブがアップロードされることはありません。
正直なトレードオフ
Hapticの3DSは意図的にシンプルで、今の時点ではManic EMUより機能が少ないのも事実です。画面配置は上下の1種類、3DSのチートなし、同期なし、マルチプレイなし。これらが大事なら、今の3DSアプリとしてはManic EMUのほうが上です。Hapticは、たいていの人は下調べなしで3DSのゲームが起動し、手持ちのほかのゲームと一緒に並んでいてほしいはずだ、と考えています。
どのアプリにも解決できないこと
App StoreのアプリはJITを自分で有効にできないので、3本とも3DSのゲームをJITなしで動かします。そのため、特に重い3Dのゲームはにぎやかな場面でどのアプリでも処理が落ちることがあり、3DSではほかのどの機種よりも新しいiPhoneが効いてきます。別途サイドロードしたツールで有効にすればJITを使えるアプリもありますが、それはApp Storeの外の話で、Hapticはそれに頼っていません。
立体視は、3DS本体の画面が必要だったのでどのアプリでも表示できません。また任天堂の3DS向けオンラインサービスは2024年4月に終了しているので、元のゲームのオンライン対戦はどこで遊んでもできません。
必要なiPhoneは?
HapticはiOS 18以降、つまりiPhone XS以降が必要です。Manic EMUとFoliumはもっと古いiOSでも動きます。ただ3DSに関しては、最低条件はあまり参考になりません。どのアプリを選んでも、iPhoneが新しいほど、3DSのライブラリのうちフルスピードで動くゲームが増えます。
よくある質問
App Storeの3DSエミュはFoliumだけですか?
iPhoneで無料の3DSエミュのおすすめは?
Deltaで3DSのゲームは遊べますか?
App Storeの3DSエミュはJITを使えますか?
iPhoneで3DSを遊ぶのにキーやシステムファイルは必要ですか?
どれかに3DSのゲームは付属していますか?
3DSも、ほかの25機種も。
Haptic EmulatorはiPhone・iPadで26機種のレトロゲーム機に対応しています。基本プレイ無料。ゲームは付属していません — お持ちのソフトを遊ぶためのアプリです。
基本プレイ無料 · 全26機種対応 · iPhone・iPad
